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*贖罪*
もしも神様がいるのなら、私の懺悔を聞いて欲しい。
そして、私に赦しを与えて欲しい。
だけどきっとそれは無理だろう。

私ほど罪深い女は類を見ないだろう。それでも、どうか赦して欲しい。
この苦痛が贖罪の証ならば、どうか私を赦してこの苦痛から解き放って欲しい。

私は神に縋った事は無い。けれど罪を重ねて良心の呵責に苛まれ、息もできないほどに苦しんで尚、生き続けなければならないのなら、それこそが耐え難い苦痛だ。
もう、神に縋るしか術は無い。

故意にでも、気づかない所でも散々に、人や自分自身を傷つけて生きてきた。
私は苦しんでいない時など無いし、道端を行く無邪気な人々を見る度、どうして自分はこのように能天気でいられないのか、と考えてしまう。
自分の頭が良すぎるとは決して思わない。逆に、人が悩まないような些細な事でいつまでも苦しんでいる自分が莫迦みたいだと思える事すらある。
人はそれぞれ悩みを抱えて生きている筈。それは当然の事だしそれが自然だ。
だけど、私の抉れた胸に詰まった血膿は流れ出し、この身体と心を浸食して行く。
神様がいるのなら…どうか私に赦しを与えて欲しい。

懺悔する事なら数え切れないほどあって、ふとした事でそれを思い出す度、私は云いようの無い感情にとらわれる。
だけど、それを懺悔したとして、それを神様が赦してくれたと云う確証はあるのだろうか。
教会や仏閣を訪れて祈りを捧げたり、自らを悔いたりもした。
けれど、何も変わらない。私の中では、何一つ。
血を吐くような苦しみからも、過去の鎖からも逃れられない。
それは心から神を信じていないからなのだろうか。何かの宗教に入って、その教えに従えば私はもうこれ以上苦しまなくて済むのだろうか。
何かを盲目に信じれば、私の犯してきた罪は赦され、魂は自由になるのだろうか。
きっと、それは違う。私が私である限り、もう過去の罪からは逃れられない。これから行おうとする贖いさえも、全て無駄だ。

だから、もしも神様がいるのなら、私のたった一つの願いを聞いて欲しい。
赦しも慈愛も要らない。たったひとつだけの願い。
たったひとつ。…私に安らかな死を。
それが、私に与えられる唯一の赦しなのだから。
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[2010/04/07 20:40] | 小説―midium | コメント(0) |
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*My Blue Heaven*


私の記憶の中から、思い出せる限りの事を『小説・文学』カテゴリに。   私の現在を、『ブログ』カテゴリに。

プロフィール

遊

Author:遊
Name:百瀬 遊(Yu Momose)
Birthday:01/28
Blood type: B
Sex:F

●がタイトルにつく場合ブログ、
*がタイトルにつく場合が小説です。

◆初期小説は、書き下ろしのノンフィクションを載せています。
※カテゴリ別に読んで頂ければ、多少なりわかりやすく表示されると思います。
※表記の多い、自傷、ドラッグ、売春はすでに卒業しています。
ドラッグと売春は犯罪ですので、(今更ですが)やっちゃダメな事です。
自傷は犯罪じゃないみたいですが、周りの人が痛いのであまりお勧めできません。
◆09年8月以降、フィクションを増やしていく予定です。
ノンフィクションの場合は題名に表記します。

※著作権・肖像権の侵害、あるいは転載などは禁止とさせていただきますので、よろしくお願いします。

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