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*funeral side-B*
『funeral』 : side-A
daydream,eveningsky(柳氏)

**********************************************************************************

寂しい と 苦しい の 隙間で
わたしが望むことはただ一つ
わたしのための 煌びやかな葬列
宵闇の果てから 
鈴の音で静寂を揺らして 
わたしを迎えに来る葬列

「もう行くわ」
あなたへ 心から償いの言葉
あなたへ せめてもの別れの言葉

踏切に点滅し始めた赤いランプが
終焉をわたしに告げていた
甲高い警音が わたしに進めと促した

あなたの手は届かない 決して届く事は無い
どこまでも いつだって わたしなひとりきりだから
どんなにこの指に あなたの温かさを感じても
わたしの冷たい手は それすら容易く振りほどいた

しゃらり しゃらりと 装飾を鳴らして
わたしを乗せて 冥府の底へと降りて行く
嵐の通り過ぎるような音の中 列車は
わたしを乗せて 冥府の底へと降りていく

ひとり立ち尽くす あなたを残して

あたしの声は 誰にも届かない
ささやいても 叫んでも 血を吐くほどに苦しんでいても
一番愛しい あなたでさえも 聴きとれない

どこかで あなたの声が聞こえたような気がした
わたしに 何かを伝えようとしたかったその叫びは
孤独の内に ふさいだ耳には 届かない

もう愛さなくていいよ わたしを 赦さなくてもいいよ

痩せた腕をかざして見上げた夜空は
どこまでも灰色に濁って 星の一つも見えない

わたしは あらゆるすべを 使い果たした
あなたを残して 葬列の柩に
これ以上 全てに耐えられそうにないから
あなたの声に耳をふさいだ わがままなわたしを

どうか見届けて。
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[2009/11/24 01:59] | 短詩 | コメント(2) |
<<*空を仰ぎ、大地を抱く* | ホーム | ◆あたしが手帳を持たない理由◆>>
コメント
ゆーさんが描くものには、いつも、筆舌に尽くしがたい激情が篭められている気がします。
「読む」、という一つの行為によって、ここまでご自身の感情と想像を高めることが出来る、その感受性の豊かさと鋭さに、息を呑むばかりです。
,
[2009/11/24 21:07] URL | 柳 #j3jKJta2 [ 編集 ]
>柳さん
何でもかんでも深読みのしすぎかなぁとも思いますが、用心に越したことは無いので深読みは必要です。←鳥●みゆき的コメントだ…

ひとの書いたものの世界を広げていく事は大好きです*^^*
いつも素晴らしい世界をみせて下さって、有難うございます☆
[2009/12/01 01:46] URL | 百瀬 遊 #- [ 編集 ]
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*My Blue Heaven*


私の記憶の中から、思い出せる限りの事を『小説・文学』カテゴリに。   私の現在を、『ブログ』カテゴリに。

プロフィール

遊

Author:遊
Name:百瀬 遊(Yu Momose)
Birthday:01/28
Blood type: B
Sex:F

●がタイトルにつく場合ブログ、
*がタイトルにつく場合が小説です。

◆初期小説は、書き下ろしのノンフィクションを載せています。
※カテゴリ別に読んで頂ければ、多少なりわかりやすく表示されると思います。
※表記の多い、自傷、ドラッグ、売春はすでに卒業しています。
ドラッグと売春は犯罪ですので、(今更ですが)やっちゃダメな事です。
自傷は犯罪じゃないみたいですが、周りの人が痛いのであまりお勧めできません。
◆09年8月以降、フィクションを増やしていく予定です。
ノンフィクションの場合は題名に表記します。

※著作権・肖像権の侵害、あるいは転載などは禁止とさせていただきますので、よろしくお願いします。

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